また鼻血出た~
また~?
エロいこと考えてたんじゃない??(笑)
違うわ!! エロいこと考えて鼻血出たことないわ!!(笑)
ギャハハハハ~!!!
MAMA YELL家の朝の一場面である。
中学3年生の息子は、毎朝のように鼻血が出ています。(洗顔中がほとんど)
すぐに止血するため、きっと血管の一部が切れやすくなっていて毎日出ちゃうのでしょう。
ドラマのワンシーンであるような
鼻血タラリ…
↓
「不治の病です…」…ガーン…
ではなく・・・
鼻血=いやらしいことを考えてるから
とよく言われますが、これは、一時的に興奮状態になり、体温や血圧が上がることで毛細血管が切れてしまうからのようです。
・・・滅多にないことでしょうね・・・
子どもの場合、気温や気圧の変化に体がついていけず鼻血を出しやすくなりますが、すぐに止まるようであれば特に気にすることはないでしょう。
さて、この鼻血騒動で注目してほしいのは
「エロいこと考えてたからじゃない??」って言うの???
息子はそう言われて嫌がらないの??
というところ。
助産師である筆者は、
性の知識は、生活の中で自然に、正しく覚えていってほしい
と思っているため、日常会話のいろんな場面で会話のネタとして話すようにしてきました。
思春期真っ最中の息子との性に関する話には抵抗がある方がほとんどだと思いますが、急に始めようと思ったらハードルが高いかもしれません。
でもそれが、長期にわたる関わりだったとしたら…
「おはよう」「ただいま」などのあいさつを自然に交わすことができるように、
「最近、口ひげが濃くなってきたね。下の毛も濃くなってきたんじゃない?」
という会話をさらりと交わすことができるようになります。
スマホをいじっている息子に対して
「まさか、エロ動画みてんじゃないやろうね~?AVとかは作りものの世界だから鵜呑みにしちゃだめよ!!真似したり憧れたらだめよ」
と冗談も交えながら、注意喚起をしていくことが可能で、しかも
”スマホをいじる”シーンで、何度も同じ内容を伝えることができます。
もちろん、何度も伝えることで
はじめのうちは「わかってるって~」と答えていた息子も
最近では(もちろんおもしろ動画を見ていても)
「はいは~い。このエロ動画見て勉強します~」
とふざけて返答してきたり。
だんだん、はぐらかされたり、冗談で私の想像以上の返答をしてくることも増えてきていますが
下積みをしてきたからこその、反応なんだろうな、と思っています。
かしこまって、「それでは今から、性教育を始めます」
と、話をしたところで、お互いが堅苦しくなり、その様子から子どもたちは
”話しにくいことなんだな”
”恥ずかしがって話すことなのか”
”これっていやらしい話なんだな”
・・・となってしまいます。
そうなった場合、何が問題になるかというと・・・
”悩んだ時に、大人に相談ができない!”
といということ。
正しい知識を持った大人に相談ができないことで、顔の見えないインターネットからの間違った情報を鵜呑みにしてしまったり、子ども同士で間違った判断をしてしまったり…
・公園のトイレで一人で産んだ
・性被害にあったのに「自分が悪いからこういう目にあった」と自分を責める
・性暴力の連鎖
・・・などの悲しいニュースや、
・「イヤ」といえずに望んでいない性行為をしてしまった
・避妊の方法を間違ってしまった
・・・などの、すぐそばにある日常の失敗・・・
早くに相談ができていれば、”悲しい結果にならなかっただろうに…”とならずに済みます。
判断を間違った子どもを責めてはいけない。
話を聞けなかった大人が、改めるべきなんだと思う。
そのためには、大人の性教育が大切。
普段の何気ない会話の中に、たくさんの性教育のネタが潜んでる。
それを見逃さずチャンスにして、家族で性教育(生教育)をしてほしい。
性教育 = 生教育
生教育 = いのちの教育
性教育は”いのち”について考えること。
いのちについて考えて、「生まれてくれてありがとう」を伝えることができるとっても大切な時間。
避けては通れない、とってもとっても大切なお話。
大人向け、家族向けのお話し会。やりますね。