「褒めて伸ばそう」
最近では当たり前のルールとなってきているよう。
「自分の子どもの時には叱られて、けなされて、育てられたからな…」
「褒め方がわからない…」
こう考える人もまだまだ多いのが事実。
確かに、褒められ慣れていない人に「さあ褒めて!!」といったところで戸惑うのが当然。
筆者も、褒められることに慣れておらず、たまに褒められても「裏があるはず…」なんて、素直に受け止めることができない天邪鬼・・・
でも今日、久しぶりに出かけたショッピングモールで、しかもトイレで手を洗っているとき
たまたま、隣で手を洗っていた真っ赤な服を着た高齢のご婦人に
「あら!!スラっとしてとても見やすい脚!!
細くなくて、いい具合に肉のついた、ちょうどいい脚!!
あなたの脚、すごく素敵よ!!」
と声をかけられた。
ここ数年は、体重増加が加速し、ジョギングをしてもジムに行っても体重が落ちず、体脂肪率が変わらずで、半ば投げやりになっていたところに、初対面のご婦人からのこの言葉。
「え~!!そんな言ってもらえるなんて。すごくうれしいです。ありがとうございます」
素直に喜べた。
たった1分程度の、出会いだったが
「自信を持ちなさいね」
という言葉までいただき、背中を押された気がした。
たまたまトイレで会った初対面の人に、すごくポジティブな言葉をかけてもらえて、笑顔をもらえるということはこんなにうれしいものなのか。
その人を疑うことなく、素直に言葉を受け止めることが、こんなに気持ちのいいものなのか。
同時に、
こうやってトイレで手を洗って気を抜いている自分も、
常に誰かに見られているんだな…と緊張感を覚えた。
ほんの些細なことでも、褒められると嬉しい。
じぶんでは何とも思っていない、むしろ、コンプレックスだと思っているところをさらりと褒められると、驚きと同時に、嬉しいが溢れる。
褒められて自信が持てると、ありのままの自分を好きになれるはず。
そして、自分も他人を褒めることができると、相手も自分も嬉しい。
これまでは、褒めることも褒められることも、むずがゆくてなんとなく違和感を抱いていたけれど、
(仕事モードの時には、サラリとできるのに、プライベートモードの時は本当にむずがゆくて…素直に受け止められなかった)
なんだか、難しいことではない気がしてきた。
自信家のように見られがちだが実は自信のない私を一瞬で見抜かれ、背中を押してくれたあの真っ赤なご婦人は、何者だったのか…
きっと、目の前の課題に悩んでいる私へ喝を入れてくれる、背中を押してくれるために現れてくれた案内役だったんだろうな…
ありがとうございます。
いろんなことに自信をもって進みます!!